横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

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新シリーズ「ニッポンの美しい美」開幕!第一弾のテーマは「廃墟」!

今回から新シリーズ「ニッポンの美しい美」についてみていきます。

 

不定期な企画にはなるかと思いますが、第一弾は「廃墟」。

西欧人を虜にしてしまう「無常の美」とはいったい何なのか。

 

以前、カルタゴについての記事を読んだときにこんな話が出ていました。

 

カルタゴはローマによって徹底的に破壊された。

今は痕跡すらとどめないような廃墟となったが、それはそれで美しいものだ。

 

原文は違うと思いますが、おおむねこんな感じの内容でした。

 

半端に生きながらえた文化よりも、徹底的に破壊されたものにはそれが持つ独自の美しさがある、というのはなんとなくですが伝わったでしょうか。

 

というわけで、日本の廃墟がなぜ注目されているのかについてみていきましょう。

 

ヨーロッパ、特にフランスでは日本の廃墟が注目されています。

キーワードはジャポニズム。

1862年のロンドン万国博覧会においてヨーロッパ絵画界に衝撃をもたらした北斎、広重らの浮世絵ショックから脈々と受け継ぐ日本の美に対する潜在的な憧憬が、日本の廃墟美に向けられているのです。

 

18世紀のヨーロッパ美学界ではウイリアム・ギルビンの提唱により「ピクチャレスク」的な存在として廃墟を捉える見方が広まりました。

その時代のフランス人画家ユベール・ロベールは「廃墟のロベール」と呼ばれるほど、廃墟をモチーフにした作品を数多く残しています。

 

多くは古代ローマ、またはその後の諸王国の滅亡の過程で生まれた由緒ある廃墟がモチーフになっていますが、悠久の時を経て緑に包まれ自然と一体化するさまが見事に描き出されています。

 

こうしたモチーフとなった廃墟は根底にキリスト教的な考え方があります。

永続性をシンボライズする、という点で、永久不滅の神の姿を具現化したもの、という捉え方をするようです。

日本人は無宗教とはいいますが、概念としては理解できるのではないでしょうか。

 

そしてヨーロッパの主流をしめる石造建造物の源流は古代エジプト、メソポタミアの遺跡群にまでさかのぼります。

地震が少ない地理的条件もあいまって、その永遠性を現在も垣間見ることができるのです。

 

では、地震も多く四季もあるため傷みやすい木造建築が多いはずの日本の廃墟がなぜ海外から熱い視線を浴びるのか。

これについては次回に譲ります。

新シリーズ、地味ですがぜひお付き合いください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!