横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

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現代建築に対する批判とは何なのか?建築家とはいったい何なのか?

今回は現代建築について考えてみたいと思います。

ここ40年ほどで少しずつ批判とともに考え方も見直されてきている現代建築ですが、どんな利点・欠点を持っているのか。

さっそくみていきましょう。

 

ヨーロッパでは歴史的に構造体(石積み)とデザイン(装飾)は別で考えられていました。

 

さらに、現代建築の初期には装飾は罪悪であるというような風潮が強く、極端な例をあげれば柱だけとスラブ(床になる天井になる平らな面のこと。オフィスビルのイメージです)だけ、いわばスッポンポンの状態を建築の原点として捉えました。

 

そういった意味でオフィスビルは総務部でも営業部でも、どんな機能でも対応できる便利な建築といえます。

 

もちろん、現代建築は日本でもはやりました。

ですが、画一的すぎて面白みがない。非人間的であるという批判が1960年から70年代にかけてのことでした。

 

現代建築は余計な装飾がないから経済的であるという側面もあります。

ただ、経済成長とはいいながら、経済至上主義によってどこかに優しさ・美しさを忘れてきてしまったのではないか。

建築を人間のためのものとして取り戻そうと、世界中の建築家がさまざまな取り組みを繰り返しており、それが現在でも引き継がれています。

 

そんな現代において、日本は歴史的にアドバンテージを持っています。

建築を構造とデザインを含めて全体的に捉え、かつ環境面にも配慮してきたからです。

それが、海外でも評価される一因になっているのではないでしょうか。

 

建築家、という日本語は普通に使われているわけですが、実は日本には建築家という資格は存在しません。

誰しも聞いたことがある「一級建築士」が国家試験で認定されるもの。

ずいぶん前なので、お読みの方の中には知らない方もいらっしゃるかもしれませんが「姉歯事件」以来、一級建築士の資格にもさまざまな区分が設けられるようになりました。

 

とはいえこの資格、取るのに必要なのは工学的、技術的な知識のみ。

建築学科の大半が大学の工学部に属していることもあり、その背景にある歴史や美術などの要素はまったく要求されないのが現状です。

このような日本の国家資格である建築士と、海外でいうところの建築家をはたして同等に評価していいのかどうか。

少なくとも海外の建築家は、一流の文化人でもあります。

はたして日本の建築士の中に、何人が文化人と堂々と言える地位にいるのでしょうか。

 

次回はこのカテゴリーの主役・坂茂に話を戻して、その高校時代からの軌跡を追いたいと思います。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。