横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」。日本は最近元気がないけど、捨てたもんじゃないぜ!「日本人でよかった」と心から思える・誇れる豆知識を仕入れてお届けします!明日からはあなたの頭も文明開化の音がするかも!?

政治と人形文化。政教分離と同じく政文分離もできないのか?

子供の成長を願う、親や周囲の大人の期待がこめられた代表的な行事。

それがひな祭り、端午の節句、七五三です。

 

ひな祭りと端午の節句に飾られるひな人形と五月人形。

どちらも外国人から人気が高いお土産品として、いまも昔も人気をキープしています。

最近では段飾りをする家庭も少なくなりました。

そもそも、人形を飾る文化はいまも生きているのでしょうか?

 

「大丈夫、残っていますよ」

頼もしい回答をしてくれたのが、岩槻人形協同組合の理事・森田和雄さんです。

約150件の人形店があり、職人さんが500人ほど働いている「人形のまち」。

埼玉県さいたま市岩槻区で生まれ育った生粋の人形職人です。

 

現代のような豪華な段飾りが始まったのは江戸時代。

嫁入り道具として、お付きのものたちをそのまま人形にした飾りもあったとのこと。

それが裕福な町人へと広がっていくのは、江戸城勤めの女性たちの力が大きかったそうです。『大奥』が以前ドラマでブレイクしましたが、そういうシーンも取り上げてほしかったですね。

 

あまりの豪華さに幕府から禁令が出されたほどの人形文化。

ピンチを迎えたのは明治時代。

国を挙げての西欧化。

旧暦から新暦への変化もあり、五節句が廃止となってしまいました。

国の方針によって、節句自体が下火になっていったのです。

 

それが復活の兆しを見せたのは日清・日露戦争。

国威発揚運動により、日本古来の節句を見直そうという動きが出てきたんですね。

そもそも文化が国の政策・方針に左右されていいものかどうか。

政治とスポーツが切り離せないように、政治と文化も切り離すことは難しいのでしょうか。

 

そして敗戦後に、人形人気が盛り上がりを再び見せ始めます。

進駐軍兵士のお土産品として大人気で、作れば作っただけ売れた時代だった、と先述の森田さんの弁。

 

50万円の人形飾りが「安い」といわれたとのこと。

今のバブル崩壊後の日本からは想像もつきませんが、100万円、300万円のものがよく売れたそうです。

 

次回は現代の日本が抱える「人形文化衰退の可能性」についてみていきます。