横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」。日本は最近元気がないけど、捨てたもんじゃないぜ!「日本人でよかった」と心から思える・誇れる豆知識を仕入れてお届けします!明日からはあなたの頭も文明開化の音がするかも!?

戦後の物干し竿の変遷。豊臣金属の歴史から見てみよう。

戦後まもなくまでは、竿は竹のままでした。

塩化ビニールをかぶせて若干耐久性を上げる工夫はなされましたがその程度でした。

1960年代に入って、スチール製が登場。

豊臣金属が初のアルミ製を開発し、「さびない物干し竿」を完成させました。

 

今でも中から錆びてしまう物干し竿が見られるが、それは安さを売りにして出回っているもので、スチールパイプにステンレス箔を巻いたつくりになっているためで、ホンモノは錆びません。

 

それでは日本の物干し竿の先駆者・豊臣金属の売り上げはどうでしょうか。

1990年ごろがピークで、ホームセンターとの競合で2000年ごろに売り上げが一時落ちてしまいます。

が、「高級感」「デザイン重視」「お客様の声を反映」に重きを置いたネット販売に移行して巻き返します。

現在では年間2万5000本ほど按配しています。

豊臣金属1社でこの売り上げですので、乾燥機に頼らない家庭も根強い、といえるでしょう。

 

2011年に起きた東日本大震災は、家庭の物干し竿のスタイルにも影響を与えたと豊臣金属ではみています。

節電意識の高まりによって乾燥機の普及にストップがかかったこと、加えて放射性物質への恐怖感から外干しに抵抗を持ち、部屋干しに切り替えた人も一時的に増えたといいます。

 

その際は、天井に吊るして設置する物干しの需要が高まり、天井の色(主に白)に合わせた商品が一気に売れたとのこと。

 

震災とは別に、PM2.5への対応として部屋干しを選択するケースも増えてきました。

現在人気なのは、外干しにも中干しにも対応ができる「多機能型物干し台(竿とそれを支える支柱までセットになったもの)」。

布団も干せる頑丈さ・バランスの良さと、コンパクトに収納できるつくりが好評だそうです。

外干しをベストとしつつ、部屋干しを併用していくのが現代の家庭の洗濯スタイルの主流になりつつあります。

 

こうしたニッポンのお母さんが頑なに外干しを続けている中で、近年になって乾燥機が主流のアメリカが、外干しに歩み寄ってきているとのこと。

「right to dry(外干しする権利)」を守る動きが出ており、地球温暖化への配慮や乾燥機による火災リスクの軽減など、いままで外に干したかったのに干せないと思っていた人たちが、外干し運動に賛同しているといいます。

 

海外の反応には、技術が進んだ日本がいまだに外干しなのは理解できないというものも少なくないのはすでに述べましたが、ニッポンの外干しが海外に与えている影響もまた大きいのです。

 

次回は「外干しもアリかも?」という外国人の意見を掲載します。

次回もお楽しみに!