横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」。日本は最近元気がないけど、捨てたもんじゃないぜ!「日本人でよかった」と心から思える・誇れる豆知識を仕入れてお届けします!明日からはあなたの頭も文明開化の音がするかも!?

恋は人じゃなく街にもするんだね!祇園にある小さなホテル・Mume(2)

今回は「Mume」開業までのヒストリーについてお話します。

そのとき、歴史は動いた的内容でお届けします。

 

開業を決めたのはパリに住んでいた頃とのこと。

ロンドンとパリに1年ぐらいずつ住んでいて、それまでも海外旅行の機会が多かった柴田さん。

 

「三ツ星ホテルにも泊まったし、田舎の小さなお宿にも滞在しました。そうした経験から、有名な大きなホテルでも設備が整っていないこともあるし、小さくても気持ちよくすごせるところもある。値段や規模を抜きにしてまた泊まりたい!そう思わせてくれるホテルを作りたいと思ったんです」

 

もともと柴田さんの未来図にはホテルやサービス業があったわけではありません。

日本と海外を行き来するなかで、学生時代をすごした大好きな京都に大切な友人を招いて、もっと日本のよさを知ってもらおうという気持ちがふつふつと沸いてきたんだそうです。

 

大手が資本を投入する京都で果たしてうまくやっていけるのか?

そんな迷いを抱えた柴田さんに決心を促したのは、桜色に色づいた京都の風景でした。

 

「なんて美しい街なんだろう」

 

パリから帰国して「もう一度恋をしてしまった」柴田さんは、どうしても京都でホテルをやろうと決心しました。

ここから柴田さんの奮闘が始まります。

 

京都、特にMumeが構える祇園などのいわゆる一等地では、店舗や土地に空きが出てもそれが表に出て取引されることはほとんどないとのこと。

ネット全盛とはいえ、地元の人だけがもつ昔からの優れた情報網で、公になる前に新たな契約が成立してしまうケースが多いんだそうです。

 

そんななか開業したMumeは前回ご紹介したように全7室の小さなホテル。

ホテルだからこうしなくてはいけない、京都のホテルはこうあるべきだ、という先入観はできるだけ排除しています。

 

「開業時から考えていたことは、常にお客様の目線、立場で考えるということです。いまはなかなかお部屋に空きがでないのでできませんが、客室で寝てみたり、シャワーと使ってみたり、お客さまと同じ目線と立場でいるというのを忘れないようにしています。慣れているものは見逃しがちなので、いつまでもいい意味で『素人』でいたいと思っています」

 

小回りが利くホテルでもここまで考えているところは日本でも少ないのではないでしょうか。

しかも相手の大半が外国人観光客。

なぜ魅了されるのかがわかるエピソードです。

 

次回は実際の「おもてなし」について取り上げます。

目からうろこ、の内容も多い記事になりますので、ぜひお付き合いください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。