今回は、前回予告どおりに「大阪府立病院機構」の取り組みについてみていきます。
わたしは関東圏の人間ですが、入院するなら関西か浜松がいいな、とか思ってしまうような内容です。
ではさっそくいきましょう。
まずお子さんをお持ちの親御さんにぜひ注目してもらいたいのが「メディカル・レシピ」。
家族と同じものを食べられない、というのは大人なら仕方ないと割り切れますが、子どもはさびしいですし、悲しい出来事。
旧来のアレルギー食はいかにも病人専用に見えましたが、家族全員で食べられる・見栄えもよくコストもそこまでかからない食事。
それがメディカル・レシピです。
そして次にこれは大阪に限らず日本全国津々浦々に通用してほしいお話。
今後の取り組み次第の話にはなりますが、大阪に「一般社団法人メディカルサイエンスベーストリソース研究所」が設立されました。
ちょっと長いネーミング。
どんな研究をするかというと、各病院のレシピを医学的に検証し、社会に還元するというもの。病院食というのは統一された規定があるわけじゃありません。
個々の病院ごとに作られている病院食を、病床ごとにエビデンスを検証・確立し、一元化することで、疾患ごとにあうレシピを病者に還元していこうというお話。
これが成功すれば、「この症例にはこの食事」という適材適所の食事、かつ、さきほどのメディカル・レシピとあわせて考えれば理想的な病院食が誕生します。
そして、これが一番肝心な話ですが「病気は薬では治らない」。
手術を受けるのに体力がいるように、体力をしっかりつけて、退院後にちゃんと通常の暮らしに戻れるようにするには、薬ではなく正しい食事を取るという選択肢しか基本的にはありません。
もちろん病原体を叩くために薬は必要です。
その薬との相互作用・食べ合わせや飲み合わせをしっかり見極めたうえでしっかりと適正な食事をきちんと取る。
その結果、日本は病院食の先端を今でも走っていますが、真に「病気を治す国」となるのではないでしょうか。
次回はAKB48に「神7」がいたように、日本の薬にも「神12」が存在するというお話。
爆買い来日中の中国人観光客が、日本旅行中に購入するものの中には「神薬12」があるのです。
あなたも知っている「あの」商品、世界に羽ばたいていますよ!
次回もお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。