横浜発!日本のイイとこ全部見せます!日本に生まれてよかったfromざんぎりヘッド

「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」。日本は最近元気がないけど、捨てたもんじゃないぜ!「日本人でよかった」と心から思える・誇れる豆知識を仕入れてお届けします!明日からはあなたの頭も文明開化の音がするかも!?

建築基準法VS紙の建築。勝つのはどっちだ?

固有の構造形式というものは、現代の建築を語る上で重要なポイントのひとつでもあります。

多くの場合、「一般的」であることが条件となっています。

汎用性があり、普遍性を伴うからで、まさに合理的な基準といえます。

この基準に基づいて建築基準法もできており、安全第一であり、安全を担保するための一般的な方法も示されていて、一見つけいる隙がないように思えます。

 

ところが、構造の構造力学は不思議なもの。

現存する法隆寺の五重塔は、現在の建築基準法ではまず許可を取れない建造物のひとつです。

しかし、抜け道はあります。

建築基準法で規定されていない工法や材料で建てようとする場合には、法律の規定と同等orそれ以上の効力があると「大臣」が認定すれば許可されるんですね。

 

紙の建築がなぜ建築可能かといえば、紙は燃えやすい、地震に耐えられない、水にも弱い、といったイメージからは実は程遠いものがあり、そもそもこの程度で崩れるようなら、認可はされるはずもありません。

 

阪神淡路大震災後に建てられた「紙の教会」という建物があります。

仮設的な貧弱さもみじんもなく、ここに集う人々が明日と希望を感じられるような、光にあふれた空間が構築されています。

 

一般化した形式に流されることなく、多種多様なニーズに応じてよりよい解答を探し続けている坂茂。

今後の活躍が楽しみな建築家になっていますね。

 

次回は海外から続々と寄せられている坂茂の活動への賞賛のコメントとそのわけについてみていきます。

 

そして、ふと気づけば250記事を超えました。お付き合いいただきありがとうございます!

一応、といってはなんですが、自分の中でのノルマをクリアしたこともあり、近々に「@Tokyo」に申請してみようかなと思います。

落ちたらショックですが、それもまた勉強ですので、とりあえずチャレンジしてみます。

 

というわけで次回もお楽しみに!

坂茂は紙の建築家?ルーツをたどる。パリにある実際の建築物もご紹介します!

さて、前回予告どおり、今回はこのカテゴリーの主役・坂茂のルーツにせまります。

 

坂は高校を卒業するとアメリカにわたり、南カリフォルニア建築大学を出て、クーパー・ユニオン建築学部所属。

帰国後は、深夜特急の沢木耕太郎さんとも親交のある磯崎新の事務所に1年ほど勤めます。

その後、またクーパー・ユニオンに戻り卒業。

翌年には日本で設計事務所を開設しています。

 

こうしてみると、日本では建築についての教育は受けていないことがわかります。

そのせいもあるのか、初期の彼の作品は面白いものが多いんですね。

 

1985年に設計事務所を28歳で開き、2年後には最初の作品を発表します。

89年には初めて紙の建築を発表するまでは、小さな住宅や別荘を中心に設計活動を展開します。

 

参考までに彼が設計した建物を今回はご紹介しましょう。

パリのポンピドゥー・センターの分館である「Centre Pompidou Metz」です。

坂茂の写真も載っていますのでぜひごらんください。

fashionjp.net

 

次回は「そもそも紙の建造物って大丈夫なの?」というお話。

耐久性、そして建築基準法にひっかからないのか、などなど雑学盛りだくさんでお届けします。

次回もお楽しみに!